白菊ほたる - 魂の旗 -

はじめに

この記事はやきゅさん作成のジョンベベベント・カレンダー30日目(12/30)の記事です。
adventar.org
まさかの追加公演も最終日のやきゅさんを除けば残す所は私だけになりました。
こうして発信の場を頂ける事にこの場を借りて改めて感謝を申し上げます。

本記事ではアイドルマスターというゲームに登場している、
とあるキャラクターについての紹介文を書かせて頂きました。
今の私にとっての同僚であり仲間であり、光であり呪いでもあって。
疑似的な子供とも言えるし、願いや救いですらある、そんなとある女の子のお話でございます。
私の価値観が多少混じった部分もありますが、お許しください。
それが今回の私のプロデュース方針であり、最も効果的なアプローチであると信じて。
こうして私は今、筆を執っています。

さて。
今回は以下のようなプランをもってその子、「白菊ほたる」を紹介していこうと考えています。

 1.昔の白菊ほたる  ~過去に散らばる生きた証を負う~

   この章では白菊ほたるが秘める沢山の魅力の一部ついて語っていきます。
   彼女とプロデューサーとの出会いを紹介しつつ、彼女の生き方に迫ります。

 2.今の白菊ほたる  ~現在に至る変化の軌跡を追う~

   積み重ねられた時というものは確かに軽くはありません。
   ですがご安心ください。
   この章では最も大事だと思われる変化についてピックアップして紹介致します。

 3.白菊ほたるの夢  ~未来に輝く星の奇跡を掴む~

   これから私達が出会う、沢山のキラキラに想いを馳せて。
   そう。彼女のこれからの話です。

 

前置きが長くなりましたが、深淵なる白菊ワールドへの入り口へついに貴方をご案内いたします。準備の程はよろしいでしょうか。
それでは、しばしの間お付き合いくださいませ。
 f:id:nebosuke-matsutaken:20171230203000p:plain

1.昔の白菊ほたる ~過去に散らばる生きた証を負う~

は、はじめまして……白菊ほたるです。
実は暗い話で申し訳ないのですが、以前所属していたプロダクションが倒産してしまって……。
すみません……。その前も、その前も……。
あっ!でも私、頑張りますのでっ!
どうしてもトップアイドルになりたいんです……!!
どんなに、不幸でもっ!

な、なんじゃこりゃぁああ!!
しかしこれは人類史の端の方に密かに刻まれた、まごうことなき事実。
これが白菊ほたるとプロデューサー(あなた)とのファーストコンタクトなのです。

改めて手元にある履歴書をチラ見してみます。
鳥取県出身、左利きでAB型。Cute属性で13歳の、普通の女の子。そう。おおよそ普通。あ~ちょっと背が高いかな。
趣味は……なんかもっと面白いこと書けないのか。
「アイドルレッスン」ってお前……。
大学生の趣味「読書」みたいなアレかよ。
まぁ素行に問題があるというような話はありません。
で、だ。
目を引くのはやっぱりそこではなく、業務経歴。
なんだこれ。
そこには13歳だというのに、おびただしい量の事務所在籍経験が記されていたんです。
隠す意味が無いのでそろそろ言いますが、白菊ほたるは不運です。
彼女は不運という属性を生まれながらにして付与された、薄幸の少女。
不幸になる為に生み出された、不幸を味付けとして生き延びている……言わば。
不幸の不幸による不幸の為の少女。
そんな彼女が開口一番。希望を口にしました。

トップアイドルになりたいのだ、と。

アイドルマスターという世界では、この言葉は大きな意義を持っています。
どうしたいかだけで、いいんだよ。
とある場面で天海春香さん*1が発したこの言葉。
アイドルの在り方や夢との向き合い方を示した考え方が。
白菊ほたるの内側の方にも芽吹いています。
どうしなくちゃいけないか、じゃない。
どうしたいか、が強く、とても強く。
身体の奥底にまで刻み込まれていました。
それが白菊ほたるの最大の目的であり、生きる意味。

神様はほたるに弱点を与えると同時に、過酷な運命に抗う為の才能も一つだけ与えました。
何があっても決して諦めない芯の強さを。
事務所が何回潰れても、いくら疫病神という誹りを受けようとも。
ついにほたるは私達の元へと辿り着きました。
3回潰れれば4回うかり、7回転べば8回起きる。
実は自分ではそれが才能だとあんまり気付いていないようなんですが。
それでも最初に掲げた魂の旗は今もなお、折れずに残っているのです。

 

2.今の白菊ほたる ~現在に至る変化の軌跡を追う~

2013年1月にこの世に白菊ほたるが産み落とされてもうすぐ5年。
齢もついに13歳となり、ほたるを取り巻く環境が変わってきています。
では実際に何が変わって来ているのかを一緒に見ていきましょう。

<仲間を見る余裕が出来た!>
最近は全体的にシンデレラガールズ*2というコンテンツが若干ユニット推しになっていますよね。
その煽りを当然白菊ほたるも受けています。
ただしほたるの場合には少々意味付けが出来るのであえて語ります。
白菊ほたるが所属しているユニットとして主に推されているのは『GIRLS BE NEXT STEP』。
ほたるに、関裕美,松尾千鶴。
後に岡崎泰葉を加えた4人ユニットです。
画像は3人しかいませんが……ゴメンネ。
さて。
この4人は元来自分に自信がないような人物が
集められた似た者同士ユニットでした。
ですが繰り返し活躍の機会が与えられるうち、
段々と硬さが取れてきています。
元々白菊ほたるはPを盲目的に信頼する、
所謂Pラブ的な素養を持っている子でした。
ですがその依存度も良い感じに
分散されてきているように思われます。
同じような傾向の仲間と話すことで、
色々とコツを掴んできたのだと思います。
頼る事の出来る相手が増えてきたのです。

とてもいい傾向ですね。

ところで。
白菊ほたるは実は幸せノート的なものを持っています。

幸せの言葉、ひとつづつ書きためて……。
「健康」「愛情」「アイドル」……

これらは全て白菊ほたるから失われていたものでした。
今までは、普通の事が普通ではなかった。
履歴書の趣味欄。これにも理由<ワケ>があったのです。
「笑顔の練習」「アイドルレッスン」。
これらも過去の自分から失われていたから。
だからより大切に感じているのです。
白菊ほたるの趣味はこれからの変化と共に確実に増えていくと言って良いでしょう。
手始めに「友達と出かける」とかそういうのが増えると思います。もう増えているのかも。
これから白菊ほたるの「楽しい」を増やす手助けをしていくのは。
そう、他でもない我々プロデューサーなのです。 


3.白菊ほたるの夢 ~未来に輝く星の奇跡を掴む~

現実的な視点に目を移すと、白菊ほたるの機運は確実に上昇しているように思えます。
今年は新たに3枚のカードが登場しました。
1枚は仲間との世界の拡がり*3を。1枚は念願のSSRカードの仲間入り*4を。
そして最後の1枚はイベントのメインアクターとしての活躍*5を我々に見せてくれました。
また親友である関裕美さんにCVが充てられ、声優さんである会沢紗弥さんもファンやプロデューサーに温かく迎え入れられているように思います。
会沢さんがシンデレラガールズを好いてくださっており、関ちゃんの周りの子に気を配ってくださる事も本当にありがたい。
実際私のtwitterアカウントという限られた観測範囲においてでさえも、白菊ほたるやその近辺に言及する発言・妄想等が確実に増加傾向にあります。

 

白菊ほたるはある意味で最もトップアイドルから遠い場所に生まれてきました。
そうなるように、世界に、そして運命に仕組まれていたとも言えます。
でも、そろそろ良いんじゃないでしょうか。
白菊ほたるは不幸。大いに結構。
だからといってほたるが報われないなんて、
決して誰も言っていないじゃないですか。
確かに、ほたるがトップアイドルになる日は
まだもう少しだけ遠いような気はします。
しかし、小さなステップを積み上げているのは確実です。

今こそ白菊ほたるを応援してください。


白菊ほたるは最初頼れる相手が少なかった余波で、元々Pとのラブロマンスには向いています。
白菊ほたるは諦めないので、少年漫画展開には向いています。
白菊ほたるは不幸属性を与えられているので、空想世界の展開に向いています。
白菊ほたるは数奇な経験から、シリアスな展開にはもちろん向いています。
白菊ほたるは奇想天外な展開に耐えうるので、実はギャグにも向いています。
白菊ほたるは友達が沢山出来たので、今や群像劇にだって向いているのです。

本当になんでも。なんでもいいのです。
誤解を恐れずに言えば、私達の中の彼女はなんだって出来ます。
得意な事がないなんてもはや嘘です。
特異な事が武器になったんです。
CVがついていない中で全アイドル中
29位の座を勝ち取った、
「みんなが思う演技派アイドル」
の名は伊達ではありません。

世界が曖昧に彼女を否定するならば。
こちらも曖昧に彼女を肯定してやりましょう。
言葉でもいい。音楽でもいい。
写真や動画における作品、原作考察、極まれば選挙の投票など。
ほたるの名前がどこかで絶え間なく挙がっている……
その一点が全ての白菊ほたるPと白菊ほたるに活力を与えることになるのです。
繰り返しますがなんでもいいのです。
何か思ったら発言していただけると楽しいですし、うれしいです。
心がほたほたします。遠慮はいりません。

同担当と考えている事が違ったらどうしよう等と考える必要すらありません。
何故なら素質が曖昧な白菊ほたるは、像がプロデューサーの数だけ存在しているからです。
そもそもこの子の解釈は実に多種多様に渡ります。

・プロデューサーが白菊ほたるの不幸の身代わりになってる派
・我こそが白菊ほたるを救うんだと意気込む派
・白菊ほたるが自分で未来を勝ち取ることに意味がある派
・そもそも今既に白菊ほたるは幸せなのでは?派
・白菊ほたると共に歩むことが至高なんだ派

パッと考えつくだけでも多少めんどくさい解釈違いは無数に存在します。
だから逆にいいのです。
互いの考え方を尊重しつつ、自分がどうしたいかを貫いてください。
そこらへんはいつものオタク文化と一切の変わりがないのです。
あなたが世界に縛られる必要はありません。
いつも通りで良いのです。

今世紀最大の活躍を見せた今年の白菊ほたる。
しかし最高は塗り替えていくもの。
一寸先に見える輝きのステージへと、みんなで彼女を連れていきたい。
白菊ほたるの魂の旗が皆の心に立つことを期待して、今回はここで一旦筆を置きます。

今後も細々とした紹介は私も随時発信したいと考えていますし、
今は白菊ほたるWikiだってございます。
改めまして。これからも何卒、白菊ほたるを宜しくお願い申し上げます。
共に登りましょう。
f:id:nebosuke-matsutaken:20171230203417j:plain

それでは。
皆々様方、どうか良いお年を。
 

おわりに

あ~。福笑いしてわざと変な顔作ってほたるを笑わせてぇなぁ……。
笑うとすげーかわいいんだよ。

おわり。

*1:お菓子作りが得意で友達が大好き。トップアイドルを目指しひたむきに頑張る努力家。パーソナルカラーは赤。

*2:THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』。難しい事は置いておいて、ほたるが登場するゲームだとだけ思っていただければ。

*3:ガーリーホープ。これの実装によりGBNSのガーリーサイクルが確定した。

*4:手折られぬ花。恒常SSRなのでスカウトチケット等で入手出来る。

*5:勝利の勇気。特訓後に練習がどうとかではない、真の笑顔を見せる。

上へ戻る